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誕生日 その5

夜も更けてきた 

気が付いたらタービンが止まったらしく静かになっていた

やっと静かになったか!とホッとしたのだが それが後になって生死を分けるほどの出来事になるとは気が付いていなかった

○京電力さんは 災害用に備蓄してあった食糧と水を何処からとも無く台車で搬入してきた

そして 予め話し合いで決めた数量を全員配布します!と社員さんがハンドマイクで説明していた 僕にはあるのか?心配したが 各ゼネコンさんごとに配布し終わった時に呼ばれて貰えたのだ!  ヒャホー ウレスィー 

何が貰えるのかワクワクして配布場所へ向うと 食べ物は乾パンで数量はチョットだったが(200人分を1000人で分け合ったので)とても在り難かったヨ 記念に食べずに持ち帰ろうかとも考えたが夜中にボリボリ食べてしまった

水は1ℓのペットボトルで持ち運びに不便だった でももしもの時の為に離さず持ち歩いた(翌日には気が付いたら無くしてしまったけどね)

毛布も災害用に確保してあった様で それも数量は少ないが配布していた

その時は寒くはなかった 

脹脛より下がビショビショに濡れているのでどうにかしたかったが 何も出来ずにそのまま靴下と靴を履いていた

20時頃は寒さを多少感じる位だったが 21時 22時と時が経つにつれ寒さが増してきた そうタービン止まってるからだ ゲゲ- 

あれれ このままじゃ凍死(大袈裟かな?)するんじゃね?と思い必死に暖かい場所を探し回った

あたー 温水の通ると思われる直径50?のパイプにへばりついたのだ! 

暖かいぅ? 生きた心地がしたのは確かだった

背中を暖め終えたら次は足 又背中とパイプに接していない所を暖め続けた 抱き枕の様に抱いた時もあったが人目を気にしている場合いではなかったのだ

僕は体脂肪率5%未満なのでとても寒さに弱くマジ生死を分けるほどの寒さだった

流石に0時を廻ると話し声も減り寝静まってきた 

相変わらずパイプにしがみついたりと試行錯誤で体を温めていたが遂に眠気も感じ始めたのだ

それと薄々思ってはいたが タービンが止まった→石炭燃やすの止めた→温水冷めた→さぶい

そう 少しずつパイプが冷えてきたのを感じつつあったのだ

でもどうしようも出来ない 

同じ境遇の人は沢山居る 我慢しかない そう思った

0時頃かは定かではないが 思考能力0で目を瞑りコックリコックリしていたその時○京電力の若い女性社員(数少ない)2名が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれた

真面目に寒いので我慢している旨を説明したら「あちらの方が暖かいと思いますよ」と場所を確保してくれたのだ ウレシージャマイカ 

場所はタービンの横で多分この部屋で一番暖かいのでは?と思えるところだった

オッ!まだ大勢がへばりついているではないか!

な?んかきったね?靴履いて泥だらけのオッサン達の横が 僕の座る隙間だった

オッサン達は職人さんでは無さそうだ そして耳を傾けてみるとスペイン語で会話をしている様子だった

                              つづく





 





   










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